霊障とは低級霊が人に憑くことによって生じる無形の障害のことです。
人の霊が人に憑くのは以下の場合があります
①怨念を持って復讐するために憑く (祟り霊、生霊)
②死後に成仏できず、救いを求めて憑く (先祖霊、土地因縁の霊、浮遊霊)
人に祟りをなす死霊を祟り霊といい、怨念霊ともいいます。
霊が人を祟るのには理由があります。
祟られる人は、その過去世や先祖が霊の恨みを買うような事をしています。
祟り霊は憑いた人に復讐して恨みを晴らそうとします。
その方法は対人関係をめちゃくちゃにしたり、病気にしたり事故に会わせるなどです。
そうやって憑いた人を精神的・肉体的に苦しめて追い込み、最終的には自殺に追い込んだりします。
祟り霊は害をなそうとして標的となる人の隙を狙います。
頭が良い祟り霊は存在が知られないように巧妙に隠れて完全犯罪を狙います。
隠れている祟り霊は霊視で見えず、その存在がわからないことがあります。
生きている人がある人に対して強い憎しみの念を出すと、生霊が飛んで相手に憑きます。
生霊は肉体がある人が出すので強烈です。
その人が憎しみの念を繰り返し出すと、生霊を祓ってもまた来てしまいます。
生霊に憑かれた人は大変ですが、生霊を出す人も弱っていきます。
血統をたどると莫大な数の先祖が居て、立派な人から厄介者までいろいろです。
成仏している先祖霊は子孫に憑きません。
成仏できずにいる先祖霊は低級霊です。
そのような不成仏の先祖霊が子孫に助けを求めて憑くことがあります。
先祖霊は子孫に害をなそうとして憑くわけではありませんが、憑かれた方は迷惑です。
頭がぼうっとして首や肩が重くなったり、咽喉が詰まったような感じがしたりします。
先祖が行ってきた悪習癖(飲酒、博打、風俗通いなど)がやめられないこともあります。
土地因縁の霊とは死後もその土地に留まっている霊です。
人が土地に強い執着を持ったまま亡くなったり、そこで自殺・他殺や事故死などの変死をした場合に、霊が霊界に行けずにその場所に縛り付けられたように留まることがあります。
それらを土地因縁の霊といい、地縛霊ともいいます。
そして悪影響をその周囲に及ぼし続けるのです。
死後に死んだという自覚がなく、霊界への行き方がわからずにさまよっている霊が浮遊霊です。
自殺者の霊は死んだ後に真っ暗な世界に行きます。自殺しても生前の苦しみがなくなるわけではなく、死んでからさらに大きな苦しみが続きます。自殺者は誰も来ない暗黒の世界で苦しみ続けます。自殺者は自殺してから必ず後悔します。
繊細で優しくて気弱な人には救いを求めて霊が憑きやすいです。
また、心霊スポットめぐりやこっくりさんを興味本位で行う人も霊に憑かれやすいです。
人が低級霊に憑かれるとマイナスの影響を受けます。
憑かれた瞬間に寒気がします。
性格が暗くなったり、妙にイライラしたり、気分が悪くなったり、体調を崩したりします。
特別に除霊をしなくても自然に憑依した霊が離れていくことがあります(自然除霊)。
そのためには、低級霊と気を合わせず、高級霊と気が合うような生き方を意識します。
向上心を持って勉強したり身体を鍛える、人のためになる事をして徳を積む、掃除や整理整頓をして環境をきれいにする、芸術や文化的なことをする、などは高級霊と合う生き方です。
そのように努めて、勇気を出して明るく前向きに生きると低級霊が離れていきます。
人に身に起こる良くない事の原因は霊ではなく、自分自身が原因であったり、単なる病気や不運のせいかもしれません。
それらの原因を除外して、結局原因不明の場合には霊障を考えてもいいかもしれません。