霊に憑かれない呪文は

 霊に憑かれない効果がある呪文はあるのでしょうか。

 私は、霊に憑かれそうになったときにどんな言葉を唱えたら有効なのか、呪文やお経や祝詞やらいろいろと試してみました。

 その結果、感触がよかったのは「南無妙法蓮華経」と唱えることでした。

 「なむみょうほうれんげきょう! なむみょうほうれんげきょう!」と心で唱えたり、声を出して唱えたりします。

 私は特定の宗教・宗派に組するものではありませんが、この「南無妙法蓮華経」のお題目は短かくて簡単に言えるので、咄嗟の場合の憑依予防に有効だと思いました。

 

 なぜお題目が有効なのか。その理由は、法華経の内容にあります。

 「南無妙法蓮華経」とは「法華経を一心に信仰します」という意味です。

 法華経の中に「観音経」(観世音菩薩普門品)があります。人が様々な害を受けようという時に観音経を唱えれば、観音の功徳により被害を免れるという内容です。観音経自体は長い経文ですが、法華経は観音経一切を含んでいます。「南無妙法蓮華経」と唱えれば、観音経も含めて信仰しますと宣言することになります。

 

 また、法華経の陀羅尼品には、法華経を護持する者を薬王菩薩、勇施菩薩、毘沙門天王、持国天王、鬼子母神と眷属らが守護すると書かれています。「南無妙法蓮華経」と唱えることでそれらの諸神仏の霊界が動き、唱えた者が守護されるということです。日蓮上人が龍ノ口で斬首されそうになった時に「南無妙法蓮華経」と唱えたところ、役人はどうしても斬ることができず上人の命は助かりました。

 お題目を唱える場合は、漠然と単に唱えるのではなく、そうした背景を知りそれら諸神仏の存在と働きを強く意識してください。いかなる悪霊も法華経の護法神に決して打ち勝つことはできないのです。そのように意識してお題目を唱えることによって、強力に守られます。