因果、カルマ、天災、地震

 この度の熊本地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈ります。また、被災された方々の平穏な暮らしが一日も早く戻りますようにお祈りいたします。

 

 今回は、因果とカルマ、天災、地震について考えてみました。結論はよくわからないというのが本音です。

 

【因果】

 宇宙は因果律で動いています。因果の法則ともいい、原因があって結果が生じるということです。因果関係が明らかで、再現性が高い現象を研究することで科学が発達しました。これに因縁という言葉を使うと、その途端におどろおどろしくなってしまうのですね。

 

【カルマ】

 個人にはカルマの法則があるといわれています。カルマの法則とは、善因善果・悪因悪果というように個人の行いが自分に帰ってくるというものです。個人および家系の良い行いは善徳、悪い行いは悪業という形で蓄積され、現象として出る時には善徳は福となり、悪業は災いとして現れるというのです。カルマの法則の出方は、その人の現世だけではわからず、過去世から通してみないとわからないといいます。このサイトは輪廻転生があるという前提に立っています。

 

【天災】

 天災をどう考えたらいいのでしょうか。

老子は、「天地は不仁、 万物を以って芻狗となす」と述べました。仁とは仁愛であって、人に対する徳です。芻狗(すうく)とは神にささげるわらの犬のことで、厄払いのために燃やされてしまいます。老子は天地は人の道徳である仁などでは動いていないんだと言います。そして、天地は万物をわらの犬のように無造作にぞんざいに扱うのだというのです。天災とは人の都合を超えたレベルの話なのだと思われます。

 

 一方で天災も人災であると言う人もいます。人が作った温室効果ガスの影響で地球温暖化が生じて異常気象が発生したという因果関係があるならば、天災も人災だというのはわかります。また、天災の被害を拡大するのは人災であるというのも理解できます。でも、天災という言葉は漠然としていて曖昧すぎます。

 

【地震】

 では、地震はどうなのでしょうか。

 地震は地殻変動により起こる現象です。地震は人間が発生する以前から地球に起こってきたので、地震は人災とは言えないと思います。噴火も同様に人災とは言えないでしょう。地震発生は個人の因縁レベルをはるかに越えた話だと思うのです。大地震で被害を受けた人は個人のカルマの法則によりそうなったと説明するのは不適切だと思います。

 

 地震では因果の法則は成立しているでしょう。大地震が起きると耐震性能が低い家がつぶれ、傾斜地で土砂崩れが生じたという因果関係があると思います。ですから、平時に人ができる対策は、崩落する可能性が高いところや地盤が弱いところには家を建てないこと、耐震性能が高い家を建てて住むことなどでしょう。

 

 地震による大規模災害が起きてしまったら、国家レベルで人命の救助や被災者の支援、被災地の復興などそのときできる最善の対応をするよりないでしょう。個人レベルでは現実的には募金をすることくらいでしょうか。

 

 では、地球には愛はないのでしょうか。今回の地震が人口密集地帯で起こらなかったことには地球の主宰神の慈悲を感じます。地球という星は命を育成する働きと命を殺滅する働きの二面性を持つように思います。

 

 北辰の神は災禍厄難を原因レベルから消してしまうという最高の救済をされるといいます。その神に救済を祈るという方法もありますが、その話はまたの機会にして、今日はこのあたりで。