午後3時に聴きたいピアノ曲は「平均律」

休日の午後3時に音楽を聴くとしたら、何がいいだろうか考えてみました。

日が傾き、日没の予感を感じさせる時間帯。

昼間から夜へと移行していくときに合っている音楽ってあるでしょうか。

 

もう、自分の好みでしかありません。

バロックがいい。

バッハがいい。

独奏曲がいい。

ピアノの曲がいい。

 

平均律クラヴィア曲集がいい。

 

平均律クラヴィア曲集は、平均律のすべての調性で作られたプレリュードとフーガです。第1巻と第2巻があり、それぞれ24曲から成ります。

 

これをピアニストの旧約聖書と呼んだ人もいたそうです。

その中では、第1巻の第7番が好きです。

調性は変ホ長調

プレリュードは荘厳な感じ。

フーガは軽やかで、余韻を持って収束します。

夕暮れを予感させる曲です。

これを日没ではなく、日が傾いてくる午後3時以降に聴きたいと思うのです。

いくつか演奏を聴き比べてみましょう。

 

ユーチューブで聴ける7番のピアノ演奏は、まずグルダですが・・・。

 

チェンバロのような音色の、軽やかな演奏であっさりしています。

 もっと荘重で余韻を感じさせる演奏を探してみましょう。

 他の演奏者ですが、意外と7番だけの配信がありません。

それで仕方なく全曲盤を紹介します。

 

「平均律」といえば、リヒテルの名盤があげられます。

27:35あたりから7番となります。

 

宮殿で収録されており、残響が多い録音で幽玄な感じがします。

くもりの天気っていう感じでしょうか。

これでちょうどいいと思う日もあれば、もっとクリアな音で聴きたいと思う日もあります。

次にポリーニの録音を。

7番は24:14頃からです。

 

これは、音の響きが綺麗です。

晴れた日の海の青さのような明るさが感じられます。

結論は、「みんなちがって、みんないい」です。