岩内温泉に行く

バスターミナルのとなりは道の駅いわないです。
バスターミナルのとなりは道の駅いわないです。

 今日は西方位の祐気採りに日帰りで岩内町へ行きました。札幌駅前ターミナルから高速バス岩内号に乗って2時間半で岩内バスターミナルに着きました。天気は快晴で風が強かったです。

 近くのささや食堂でえび天ぷらラーメンを食べました。あっさり系の塩味です。

 

 岩内温泉郷は町の郊外の円山という丘にあります。路線バスで円山方面に乗り、岩内温泉郷に向かいます。なお、円山行きのバスは一日4便のみです。

 途中でお寺の境内の桜が満開でした。

 

 岩内温泉郷にいくつかある日帰り温泉のうち、サンサンの湯に行きました。ここは、元は町営だったのが民営化され、現在は個人経営となっています。

 サンサンの湯はナトリウム-塩化物強塩泉です。熱い湯とやや熱い湯の二つの浴槽があります。やや熱い湯は水でうめることができます。源泉掛け流しの温泉なのはポイントが高いです。

サンサンの湯・男湯
サンサンの湯・男湯

 湯船に浸かっていると、隣の太った老人が「オートバイで来たのかい」と話しかけてきました。違います、と答えたら、「オートバイと飛行機は似てるからな」と意味不明なことをいいます。そして「特攻隊だったんだ。」と言いました。

 その人は短髪で髪は多くて真っ白、徴兵検査甲種合格と思われる体格でした。話を聞いてみると、戦争が終わる一年前の15才のときに志願して小樽で徴兵検査を受け、特攻隊員として羽田に居たそうです。

 「ゼロ戦に乗っていたんですか。」「そうだ。」

 特攻の出撃に出る前に戦争が終わったのでしょう。90才近い年だと思われますが、お元気そうでした。湯船からあがったときに「いい体をしてるな」といわれてうれしかったです。ランニングを続けたおかげでしょう。

 この温泉には人懐こい犬がいました。奥の犬はゴールデンドゥードルといって、ゴールデンレトリバーとプードルを掛け合わせた犬種だとのことです。

 帰りは、温泉のご主人が町内に出かけるついでに車で送ってくれることになりました。

 円山の丘に観音の石像がありました。明治時代に岩内の網本の梅沢さんが山をひとつ買って遊歩道をつくり多くの石仏を奉納したとのことです。

 ここからの眺めは最高で、岩内の港が見え、遠くには泊村の原発も望めました。

円山聖観世音菩薩(円山観音)
円山聖観世音菩薩(円山観音)

 石に刻まれた円山観音です。太陽を背負って後光が差すのがいい感じかも。

 円山観音のところから、遠くに岩内岳を望みます。軽トラにご主人が乗っています。

 

 岩内では、有島武郎の小説「生まれいづる悩み」のモデルになった画家の木田金次郎(1893-1962)が有名です。木田金次郎が描いた絵の多くは1954年の岩内大火で焼けてしまいましたが、その後も木田は精力的に絵を描き続けました。町内に木田金次郎美術館があります。ご主人は子供のころに、町内で絵を描いていた木田を見かけたそうです。

 途中に引退した競走馬が余生を送る施設があり、連れて行ってもらいました。往年の名馬らしいのですが、名前はわかりません。

 

 

 そうこうしているうちに、車は岩内バスターミナルの近くに着き、ご主人に礼を言って別れをつげました。 

 

 忍路(おしょろ)付近で、帰りのバスの車内から撮った日本海です。

 晴れているせいでしょうか、時間帯のせいなのか、ここの海がこんなに青いのを見たのは初めてのような気がします。

 その後は眠ってしまいました。

 

 バスは明るいうちに札幌に着きました。

 今日の一人旅では、バスの待ち時間に本を読みましたが、それ以外はぼおっとしてゆったり過ごしました。