永平寺に参拝

永平寺通用門
永平寺通用門

 永平寺道元が福井県永平寺町に1244年に開いた曹洞宗のお寺です。

 永平寺は福井市の東側に位置しています。

 2015年9月に永平寺を二回参拝しました。一回めはバスで、二回目はレンタカーで訪れました。

 福井市から九頭竜川を上流に遡り、永平寺口からの谷を東南に向けてさらに上流に向かいます。すると、土産物屋が並んだ奥の南向きの斜面に永平寺があります。

 一般観光客は通用門から伽藍に出入りします。

 

傘松閣の大広間
傘松閣の大広間

 受付をすませると若い雲水が永平寺の解説をしてくれます。

 永平寺の一般の修行僧は午前三時に起きて修行を始めるのだそうです。寝るのは午後十時頃と聞きました。典座寮(てんぞりょう)という台所で食事を作る役の修行僧はなんと午前一時に起きるのだそうです。

 

 それから、永平寺伽藍の見学が始まります。傘松閣(さんしょうかく)の階段をあがって二階に出るとそこは、156畳敷きの大広間です。この大広間の天井には花鳥の絵が描かれていて、とても見事です。

永平寺山門(伽藍側から)
永平寺山門(伽藍側から)

 山門は普段は住職しか通れない門で、修行僧が入門する時に通る関門でもあります。入門時には修行する決意の堅さを試すために、修行僧をすんなりと通してくれないそうです。

 観光客がここを通ることはできません。

 

 それにしても、道元禅師はなぜこのような雪深い所に道場を開いたのでしょうか。それは、波多野義重が領地を寄進したからですが、中央の権力者から離れるようにという如浄禅師の教えも大きかったでしょう。

 

 

永平寺仏殿
永平寺仏殿

  山門から斜面を上がると仏殿があります。

 伽藍では法堂と山門の中間に位置しています。

 仏殿の内部は石畳で、ひんやりしています。仏殿の御本尊は釈迦牟尼仏です。

 

 

 

廻廊の階段
廻廊の階段

 永平寺は山の斜面に建てられているので、このような階段の廻廊があります。

 

 昔、NHKの「永平寺」の放映で、雲水が早朝にものすごい勢いで床の拭き掃除をしていたシーンを見た記憶があります。その場面に廻廊も写っていたように思うのですが・・。何百年も水拭きされて床がぴかぴかという内容でした。

 

永平寺法堂
永平寺法堂

 修行僧を写真撮影しないように注意されましたが、それ以外は撮影OKとのことでした。

 

 ここは、法堂(はっとう)という、禅師の説法や各種法要が行われる場所です。法堂は伽藍の北側の一番高い場所に位置しています。

 法堂の御本尊は聖観音菩薩です。

 

 曹洞宗は禅宗のせいでしょうか、お祀りしている御本尊はきわめてオーソドックスな仏様であり、仏像自体にあまりこだわらない印象を受けました。私の偏見かもしれないのですが。 

  法堂の西側に承陽殿(じょうようでん)という道元禅師の霊廟があります。ここに道元禅師の遺骨が安置され、代々の住職の位牌も祀られています。承陽殿は永平寺で最も神聖な場所です。そして最も陰気な場所でもあります。ここでは写真は撮りませんでした。

 

 それにしても、永平寺には多くの若い雲水が修行していて、皆痩せていて素早く活動していたのが印象的でした。永平寺には開山以来、修行の道場として続いてきた凛とした雰囲気があります。