映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」を酷評する

監督・脚本: 宮藤官九郎

出演: 神木隆之介、長瀬智也、尾野真千子、森川葵、桐谷健太、清野菜名、古舘寛治、皆川猿時、古田新太、宮沢りえ、シシド・カフカ、Char

 高校生の若者がバスの事故で死んで地獄に落ちるという気の毒な話です。

 学芸会レベルの駄作。

 騒音と不安定なカメラワークで酔ったようになり疲れました。

 何のためにこの映画が作られたのかわかりません。観客を地獄に落とすためでしょうか? 

 音楽が良ければまだ救いがあるのですが。

 

【地獄をわかってない】

 地獄には浄玻璃(じょうはり)の鏡があって、地獄に落ちた人の罪が映し出されるのですが、この映画にはありませんでした。映画では地獄なのに罪人に自由度がありすぎです。また、閻魔大王の裁きは厳正なものです。罪人に責め苦を与えるのは獄卒の仕事であって、閻魔大王が直接手を下すことはないのではないでしょうか。

 

【神仏も変】

 神と仏は同じような白塗りの変なメイクで神と仏の区別がつきません。これはギャグなのか、想像力の欠如なのか。

 

【問題点は】

 悪ふざけや下品さを面白さと勘違いしています。畜生に転生するパターンを何回も見せられるとうんざりします。万物の霊長に生まれた者がザリガニや虫に転生するでしょうか。

 性欲や執着はあっても愛がない。せっかくの地獄の話なのに、真理も深みもない。慈悲のかけらも見当たらない。 したがって救済もない。根本的に霊界に対する理解が足りないのです。