
生田神社は神戸市中央区にある神社です。JR三ノ宮駅や阪神電鉄の三宮駅の北西側のすぐ近くに位置しています。
御祭神は稚日女尊(わかひるめのみこと)です。稚日女尊は天照大神の分身または妹とされる神です。
縁結びの功徳が高いとのことです。

稚日女尊は日本書紀で神功皇后の段に記述があります。
神功皇后が神懸りになられた時の神を審神した際に「幡荻穂(はだすすきほ)に出し吾や、尾田の吾田節(あがたふし)の淡郡(あわのこおり)に所居る神あり」と名乗られたのが稚日女尊でした。神が自ら名乗られるときにはかくも奥ゆかしいものです。
あるとき神功皇后の船が紀伊の港から難波を目指したときに進めなくなりました。そのときに天照大神、稚日女尊、事代主尊、住吉大神がそれぞれ場所を指定して祀るようにお命じになりました。その際、稚日女尊は「吾は活田長峡国(いくたのながおのくに)に居らむとす」とおっしゃったのでした。それで、海上五十狹茅(うながみのいさち)に生田の地に稚日女尊を祭らせました。
歴史は古い神社ですが、神戸の中心地にあり、戦災や阪神・淡路大震災の被害にあい、その都度復興してきました。

社殿の柱は丹塗りであでやかです。
この時の参拝は時間の余裕がなく、ご挨拶程度でした。
この次はゆっくり参拝したいものです。