ルパン三世のテーマを聴き比べる

 今回はルパン三世のテーマをいろいろ聴いてみました。この曲も高校野球の応援で良く使われる曲ですね。

 ルパン三世は北海道出身のモンキーパンチ先生が書いた漫画の主人公でテレビや映画でアニメ化されています。そんなことは皆さまとうにご存じのことですが・・・。

 

 まずは、南沢さんのアコースティックギターです。何ともいい音色で弾かれていて見事です。

 ルパン三世は怪盗アルセーヌ・ルパンの孫ということです。ルパンⅠ世が1874年生まれで、その息子のジャン(ルパン二世)が1899年生まれです。 ルパン三世は1967年に漫画アクションに若者の姿で初めて登場しましたので、今も存命であれば、かなりの高齢でしょう。

 

 次は吹奏楽ですが、堺市登美丘中学校の演奏です。これが中学生かっ!と驚愕するほど上手いです。とくに金管がかっこいいです。どう見ても顧問の先生が只者ではありません。

 ルパン三世が死刑執行される直前に看守と入れ替わって脱獄したというストーリーがありました。たしかに、ルパン三世は犯罪者で悪人です。その罪状はざっと数えただけでも、殺人、住居侵入、窃盗、器物損壊、公務執行妨害、銃刀法違反、道路交通法違反があります。なのに、なぜかルパン三世は人気があるのです。なぜでしょうか。

 杓子定規でワンパターンのアンパンマンよりも、毎回創造的な悪事を考えるバイキンマンの方が魅力的に見えるようなものでしょうか。ルパンもバイキンマンも憎めないキャラではあります。

 

 次は、演奏者の年齢がぐっと上がって、ルパンのジャズ演奏です。かっこいい演奏で、大人感が半端でありません。

 なんと、宝塚雪組でルパン三世の公演をやっていました。きれいなルパン、きれいな銭形!

 この高級な世界に、はまってしまいそうです。恥ずかしながら私は、最近までルパン三世のテーマに歌詞があることを知りませんでした。

 ルパン三世はフランス系のはずですが、実に国籍不明です。本人は流暢な日本語を話しますが、フランス語を話しているのは聞いたことがありません。持ち物も、愛用のワルサーP38は旧ドイツ陸軍の軍用拳銃。乗っているのはフィアット・チンクチェントでイタリア車。本人にフランス臭がまったく無くて節操がありません。チンクチェントでカーチェイスは無理だといつも思うのです。2CVでカーチェイスをやれとも思いませんが。

 

 次はINSPiによるアカペラ版です。この小気味よいスピード感は癖になります。

 申し遅れましたが、ルパン三世のテーマの作曲者は大野雄二です。

 ご本人のしみじみとした渋いピアノソロをお聞きください。こうやって聴くと本当にいい曲だと思います。

 どうも、ルパンが善人に描かれるようになったのは、「カリオストロの城」からのようです。そう、ニヒルな悪党だったルパン三世はジブリによって少女を助ける優しい善人へと矯正されてしまったのです。そのこと自体は喜ぶべきことではあります。

 

 最後にフルートのソロを聴いてみましょう。演奏は尾形誠さんです。何とも綺麗な音で素晴らしいです。

 ルパン三世のテーマはいろいろな人が演奏している人気曲です。それらを聴き比べるのは飽きないものです。