ハイフェッツのバイオリンを聴く

 ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)は現リトアニア生まれのバイオリニストで、ロシア革命以降はアメリカに移住しました。この人は演奏技術がすごいですし、何といっても音色が素晴らしいのです。

 

 サン・サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」の演奏で何がいいだろうか、ユーチューブで探してみてハイフェッツのものに行きあたりました。映画「四月は君の嘘」の重要なシーンで使われていた曲でした。この曲はサン・サーンスがバイオリンの名手サラサーテのために書いた曲です。当初はバイオリン協奏曲の型式で書かれましたが、後にピアノ伴奏版がビゼーの編曲で出版されました。

 ハイフェッツの録音は多々ありますが、私が好きなのはベートーヴェンのロマンスでしょうか。ロマンスはバイオリンと管弦楽のための小ロンド形式の小曲で、第1番(ト調長)と第2番(へ長調)があります。ハイフェッツの演奏は録音が古いものが多いのですが、紹介する2曲のRCAビクター交響楽団と行われた演奏では録音状態は良好です。

 どちらも、ベートーヴェンの作曲した中で幸せな感じがする曲です。特にロマンス第2番は映画やBGMに使われることが多く、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。