枚岡神社に詣でた日

 枚岡神社(ひらおかじんじゃ)に参拝したのは2015年3月8日のことでした。

 枚岡神社は東大阪市にある河内国の一之宮です。

 大阪市中心部から近鉄奈良線に乗り、東に向かうと、列車は瓢箪山駅を過ぎて生駒山地にぶつかる寸前で進路を北に向けます。枚岡駅で降りて山側に出ると、すぐに神社の参道の階段が見えます。

 枚岡神社は生駒山の南西の麓に位置しています。

 階段を上がると二の鳥居が見えてきます。この鳥居の型式は明神鳥居です。

 参道をずんずん行くと、柱にしめ縄を渡した鳥居が見えてきます。この鳥居は古い形式のものです。

 写真からも、このあたりから境内の「気」がちがうのが感じられます。

 階段の先に拝殿が見えてきました。風水的に素晴らしい立地です。

 枚岡神社の拝殿です。

 

 主祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)です。その后神である比売御神(ひめみかみ)と、香取の神である経津主命(ふつぬしのみこと)、鹿島の神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が合祀されています。


 古事記によれば、天照大御神が天の岩戸にお隠れになったときに、八百万の神が対応を相談しました。その際に神々は役割分担をして天照大御神に岩戸から出ていただきました。天児屋根命は、その時に祝詞を唱えた神です。天児屋根命は中臣氏すなわち藤原氏の祖神です。

 天児屋根命は八百万の神の中でも祭祀を司る重要な神であったと考えられます。

 

 比売御神の御神名は、天美豆玉照比売命(あまみづたまてるひめのみこと)と申し上げます。お姿も魂もたいそうお美しい方だったのでしょう。

 

 拝殿のあたりは大阪の街の眺望がいい所です。

 

 枚岡神社の創始は神武天皇が橿原で即位された3年前ということです。その後、西暦650年に現地に遷されました。とても古くて格式が高いお社です。 

 天児屋根命と比売御神は768年に奈良の春日大社に祭られました。このことから、枚岡神社は元春日とよばれています。

 778年に春日大社から経津主命と武甕槌命の二柱の神を勧請しました。

 

 枚岡神社の御神徳は、春日大社と共通と考えていいでしょう。

 まつりごと全般、すなわち祭祀および政治に功徳があります。政治の中心となって物事を進めていく権威と力を授かることでしょう。そのパワーは神界随一の武神である香取・鹿島が後押ししています。思えば、藤原氏が政治の実権を握ったのもこの神社のパワーでしょう。

 

 拝殿の山側の奥に本殿があります。写真は本殿方向を望んで撮ったものです。

 拝殿の右手奥に池があり、錦鯉が泳いでいました。清澄な水源が豊富にある素晴らしい御神域です。

 奥に本殿が垣間見えました。本殿は四棟から成り、春日大社と同じ形式です。朱塗りの外観も春日大社と良く似ています。

 

 枚岡神社の南側は梅林の公園です。参拝したときは梅の花の盛りでした。紅梅、白梅と、さまざまな品種の梅の花が咲き乱れていました。百花繚乱。

 梅林公園から大阪市街がよく見えました。

すごくよい眺めで、しばらく恍惚としていました。

 

 枚岡神社は御神気が清々しくて風水的にも素晴らしくて、おすすめです。