マリア・カラス 「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」

 マリア・カラス(1923-1977)はギリシャ系アメリカ人で、不世出のソプラノ歌手です。今回は短い曲ですが、プッチーニ作曲のオペラより「私のお父さん」をマリア・カラスの歌で聴いてみましょう。

 

 「ジャンニ・スキッキ」は、大富豪のブオーゾが修道院に寄付するはずだった遺産を親戚のジャンニ・スキッキが遺言状を偽造して横取りしてしまう話です。ですが、それも愛娘のラウレッタと持参金がないリヌッチョとの結婚を後押しするためでした。「私のお父さん」では、ラウレッタが彼(リヌッチョ)と結婚したいの、と父親のスキッキに甘えながら切々と訴えます。そして、この恋が叶わないならベッキオ橋からアルノー川に身投げしちゃうから、と父親を脅迫もしている歌なのでした。

 

 この歌は、妻の友人が私達の結婚披露宴で歌ってくれた思い出の曲です。その時、私は歌詞も知らずになんとなくいい曲だなと思っていました。その時、妻はどんな気持ちで聴いていたのか、聞きそびれて今に至ります。