「ヒマラヤ聖者の生活探究」を捨てる

ベア―ド・T・スポールディング著、仲里誠桔訳、霞が関書房

 今回の読書はデムパ系本の古典、「ヒマラヤ聖者の生活探究Ⅰ・Ⅱ」です。

 この本は、著者のアメリカ人であるベア―ド・T・スポールディングが1920年からインド探検隊に同行して、現地でヒマラヤ聖者であるエーミール師に出会う話なのですね。インドにはエーミール師の他にも大師達がいて、年齢は五百才を越え、相互にテレパシーで通信ができ、瞬間移動もできるというのです。二巻ではイエスと釈迦が仲良く出てきますょ。「聖☆おにいさん」みたいですね。

 

 この本の第一巻の目次のタイトルがすごいです。「宇宙力使用の原理」「人間完全への道」「一千歳の超人」「愛こそ至高の力・天使の聖歌隊」・・・

 中身はイエスについての会話ばかりです。しかもタイトルよりもかなりしょぼい内容です。エーミール師はインド人なのですが、話す内容が全くヒンドゥー的ではなく、むしろクリスチャンのようです。

 何じゃ。この本。

 

 ベア―ド・T・スポールディングについて調べてみましょう。

 Baird T SpaldingでググるとFAQがヒットしましたよ。英文を適当に訳してみましょう。

 

 『スポールディングは「ヒマラヤ聖者の生活探究Ⅲ」が出版された後に、出版者の命令で1935年に初めてインドに行きました。「ヒマラヤ聖者の生活探究」は魔法の自伝のジャンルに属するフィクションです。スポールディングは人生において事実とフィクションを自由に混ぜた魅惑的な人であり、一人に話したのと違う話を別の人に話しました。』

 

 あたたたたたっ。

 アマゾンのレビューで星が多く、船井幸雄さんもすすめていた本が・・・・妄想?

 

 諸行無常。煩悩、煩悩。

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コメント: 2
  • #1

    kayo morita (火曜日, 08 8月 2017 19:27)

    ヒマラヤ聖者の生活探検
    15年ぐらい前に友達がかしてくれて5冊とも読みました。
    すごく好きで、それからずっとメモしたものを取り出して時々読んでいます。でも、一つだけ変だなぁと思うことがありました。
    それは、エミール氏がインド人であればことあるごとに、ヴェーダはこう言っているというはずだからです。聖書を持ち出すことはないと思います。またはスワミはこういったとか、こうしたとか。

    そうだったんですね!やっと納得しました。
    でも、なんとうまく書けていることでしょう。この人も特殊な能力のある人なんでしょうか。物語であったとしても、私には役立ってくれました。例えば、「中と外が同じになった時」というのが2度出てきますが、その意味はかなりあとで理解できました。

    すごくいい情報、教えてくださって、ありがとうございます。
    もりた

  • #2

    ある たいる (水曜日, 09 8月 2017 10:28)

    もりた様
    コメントをありがとうございました。
    霊性が高い人はフィクションからも悟りの気づきが得られるのですね。素晴らしいと思います。
    同じジャンルのノンフィクションでは、ヨガナンダ著の「あるヨギの自叙伝」がおすすめです。もう読まれたかもしれませんが。
    不思議な体験談も出てきますが、指導者と出会い霊的修行をする話が中心です。この本に載っている顔写真を見るのは気持ちがいいものです。